ブラウザでファイルを開く/再生する
QuickTime
プラグイン(無料の
QuickTime
ソフトウェアの一部)を使えば、インターネット上
にあるほとんどの種類のマルチメディアをお使いの
Web
ブラウザで再生することができます。
一部の
Web
サイトでは、ムービーが自動的に再生されます。また、
Web
サイトによっては、ムー
ビーのイメージをクリックしたり、
「再生」ボタンをクリックしたりして、ムービーを再生する
必要があることもあります。
通常は、
Web
ページでムービーの再生が始まると、ムービーの再生、一時停止、早送り、巻き
戻し、および音量調節に使用できるコントロールが表示されます。
ムービーを
Web
ブラウザで再生するには、
Web
サイトにアクセスし、ムービーを見るためのサ
イトの指示に従います。
ポップアップメニューから
チャプタを選択して、その
チャプタにジャンプします。
音量
再生/一時停止
巻き戻し、早送り
QuickTime Pro
のメニュー
再生ヘッド
第
1
章
QuickTime Player
を使用する
13
QuickTime Pro
には、ムービーをハードディスクに保存するためのオプションもあります(ムー
ビーの作成者が許可している場合)。ムービーを
Web
から保存するには、右側の下向き矢印をク
リックし、
「
QuickTime
ムービーとして保存」を選択するか、
QuickTime Pro
のメニューから
「ファイルを保存」を選択します。
RTSP
(
Real-Time Streaming Protocol
)ムービーの場合は、
インターネット上の実際のムービーを指す小さい「リファレンスムービー」として保存されます。
QuickTime
の
Web
サイトには、最新の映画の予告編など、
Web
ブラウザで表示できる
QuickTime
ムービーが多数あります。
www.apple.com/jp/quicktime/
にアクセスしてください。
インターネットムービーの再生環境設定を調整する
インターネット上のムービーを見る場合、自動的にムービーの再生が開始されます。ただし、再
生を開始する前にムービー全体をハードディスクにダウンロードして、都合の良いときにムー
ビーを見ることもできます。
ムービーの再生が始まる前にムービーをダウンロードするには(
Mac OS X
の場合):
1
「
QuickTime Player
」>「
QuickTime
環境設定」と選択して、
「ブラウザ」をクリックします。
2
「ムービーを自動的に再生」を選択解除します。
ムービーの再生が始まる前にムービーをダウンロードするには(
Windows
の場合):
1
「編集」>「設定」>「
QuickTime
設定」と選択します。
2
「ブラウザ」を選択します。
3
「ムービーを自動的に再生」を選択解除します。
Web
サイ ト上でムービー やイメージを見 るたびにダウ ンロードしなく ても済むよう に、
QuickTime
ではキャッシュと呼ばれる記憶領域にこれらのファイルを保存できます。ムービーや
イメージを複数回見る場合は、その項目をキャッシュすることでパフォーマンスが改善されま
す。
視聴するインターネット上のムービーやイメージを
QuickTime
でキャッシュするには、
「ディ
スクキャッシュに保存」を選択します。ハードディスクにキャッシュを割り当てるための十分な
空き領域が存在しない場合や、セキュリティ上の理由でデータをキャッシュファイルに保存した
くない場合は、このオプションを選択しないでください。
ムービーのキャッシュサイズの設定を変更して、キャッシュの最大サイズを指定できます。
キャッシュの最大サイズは、ハードディスクの空き領域に依存します。キャッシュサイズを大き
くするとより多くの(またはより大きい)ファイルを保存できますが、ハードディスク内の領域
がより多く占有されます。
QuickTime
がキャッシュ用に予約された領域をすべて使用した場合は、新しい項目が追加される
と古い項目が自動的にキャッシュから削除されます。キャッシュを消去するには、
「ダウンロー
ドキャッシュを空にする」をクリックします(
Windows
の場合は、
「
QuickTime
設定」で「ダ
ウンロードキャッシュ」を選択し、
「キャッシュを空にする」をクリックします)
。セキュリティ
やプライバシーのため、またはハードディスクの空き領域を確保するために、キャッシュを消去
できます。
14
第
1
章
QuickTime Player
を使用する
お使いのインターネット接続でサポートされる最高品質の
QuickTime
コンテンツを取得できる
ように、
QuickTime
はインターネットへの接続速度を自動的に検出します。ただし、インター
ネットで視聴しているムービーが適切に再生されない場合は、接続速度の設定を変更することで
良い結果が得られる場合があります。
Mac OS X
で接続速度の設定を変更するには、
「
QuickTime
環境設定」を開いて、
「ストリーミン
グ」をクリックします。
Windows
の場合は、
「
QuickTime
設定」を開いて、
「接続速度」を選択
します。
QuickTime
は、選択した接続速度に合わせて作成されたムービーの再生を試みます。実際の接続
速度よりも遅い速度を選択すると、再生されるムービーは、お使いの接続で実際にサポートされ
るムービーよりもサイズが小さく、品質の低いものになります。
実際の接続よりも速い速度を選択すると、お使いの接続で対応できる量よりも送信されるデータ
が多くなるため、
QuickTime
の再生がつまったり、 ぎくしゃくしたりすることがあります。
接続速度が分からない場合は、インターネット・サービス・プロバイダ(
ISP
)に確認してください。
接続速度の設定を変更した後で、
QuickTime
が速度を自動的に検出するように設定を戻す場合
は、
「ストリーミング速度」ポップアップメニューから「自動」を選択します(
Mac OS X
の場合)。
Windows
でインターネット接続の速度を設定するには、「編集」>「設定」>「
QuickTime
設
定」と選択して、前述の指示に従います。
インスタントオン
QuickTime
には、ストリーミングビデオを表示するときのバッファ(待ち)時間を大幅に短縮す
るインスタントオン機能が含まれています。インスタントオン機能により瞬時の表示が可能にな
ります。ファイルがハードディスク内に存在するかのように、ビデオ内をすばやく移動できます。
インスタントオン機能を利用するにはブロードバンドの接続環境が必要です。インスタントオン
機能の操作性は、利用可能な帯域幅、コンテンツのサイズやデータレートなどによって異なりま
す。また、ストリーミングミングビデオの圧縮に使われるコーデックによって異なることもあり
ます。
インスタントオン機能は、デフォルトで入になっています。ストリームビデオで問題が発生した
場合は、待機時間を変更する(「再生」スライダをドラッグする)か、インスタントオン機能を
切にする(
Mac OS X
では「
QuickTime
環境設定」、
Windows
では「
QuickTime
設定」を開い
て、
「ストリーミング」をクリックする)ことができます。
ファイアウォールの背後でストリームファイルを表示する
QuickTime
ストリーミングは、ユーザの必要性にあわせて最適なプロトコル(インターネットを
介した通信方式)を選択します。通常
QuickTime
ストリーミングでは、最適なパフォーマンス
を確保するために
RTSP
(
Real-Time Streaming Protocol
)を使用します。ネットワーク接続が
ファイアウォールで保護されている場合は、
HTTP
プロトコルを使用してもかまいません。
第
1
章
QuickTime Player
を使用する
15
HTTP
ストリーミングを使用するには(
Mac OS X
の場合):
1
「
QuickTime Player
」で、「
QuickTime Player
」>「
QuickTime
環境設定」と選択します(また
は、
「システム環境設定」を開き、「
QuickTime
」をクリックします)。
2
「詳細」をクリックします。
3
「トランスポート設定」ポップアップメニューから「カスタム」を選択します。
4
「トランスポートプロトコル」ポップアップメニューから「
HTTP
」を選択します。
HTTP
ストリーミングを使用するには(
Windows
の場合):
1
「
QuickTime Player
」で、「編集」>「設定」>「
QuickTime
設定」と選択します。
2
「詳細」を選択します。
3
「トランスポート設定」ポップアップメニューから「カスタム」を選択します。
4
「トランスポートプロトコル」ポップアップメニューから「
HTTP
」を選択します。
QuickTime
自体をファイアウォール用に設定できる場合は、これでストリーミング
QuickTime
ムービーを見ることができます。まだ問題が残っている場合は、ネットワーク管理者に連絡する
か、
アップルの
QuickTime
の
Web
サイト(
www.apple.com/jp/quicktime/
)
を確認してください。
処理するファイルタイプ(
MIME
設定)を増やす/減らすように
QuickTime
を設定する
インターネットからファイルをダウンロードする際、各ファイルに
MIME
タイプが割り当てられ
て、ファイルの種類が指定されます。お使いのブラウザは、どのプラグインを使用して各種類の
ファイルを表示するかを管理します。
QuickTime
では、さまざまなファイルタイプを表示できます。
QuickTime
で処理可能なファイ
ルタイプを増やしたり減らしたりするには、
MIME
タイプの設定を編集します。リストの編集時
に下の手順に従って「デフォルトを使用」
(
Mac OS X
の場合)または「既定値を使用」
(
Windows
の場合)をクリックすると、デフォルトのリストに戻ることができます。
Mac OS X
で
MIME
設定を編集するには、「
QuickTime
環境設定」を開いて「詳細」をクリック
します。
Windows
の場合は、
「編集」>「設定」>「
QuickTime
設定」と選択し、
「ブラウザ」
を選択して、「
MIME
設定」をクリックします。
QuickTime